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学校規模適正化に向けて

 西部地区、地元育親中学校傘下の3つの小学校を含め、学校規模適正化の会議がありました。亀岡市教育委員会の事務局と、4町自治会長が集まって、今回で3回目となります。

 すでに十数年前より、この地域の生徒数の減収が顕著になってきており、高齢化問題とともに、少子化の歯止めはかからず、いずれは抜本的な構造改革が迫られております。

 我が母校が無くなるのでは、地域の学校が統合されたらどうなる、といった課題、心配が先行し、とかく情緒的な動揺も発生するナイーブな問題でもありますが、しかし、現在・将来を俯瞰して考えた場合、この地に育つ、今現在の子供たち、そしてこれから学ぶこととなる子供たちにとって、どういう様態がベストなのか、というところから考えないといけません。単純にノスタルジーや過去の栄光だけに思いを寄せて、現在未来の学校教育に負の状況を作り出してしまうことは、地域としても避けなければなりません。

 我が地域の小学校においては、複式学級(具体的には隣り合う学年同士が同じ教室で学ぶ形式)の導入は、数年先ですが、隣町の小学校では来年度から実施されることとなります。学年が違うものが一緒に学び、教え教えられる関係、といえば聞こえはいいのですが、教員側は一人で2学年分の課程を教え、生徒側は、本来受けるべき授業内容・時間は単純化すれば半分となり、学力低下学力不足が心配されるのです。

 自治会だけでなく、役所、学校、保護者等々が知恵を出し合い、将来のあるべき学校を考え、創出していくことが望まれています。

 

 この会議は、今後、参加メンバーを拡張して、問題解決の道を探っていくこととなります。