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大河ドラマ館の閉館

 昨年の1月、NHK大河ドラマ「麒麟が来る」にあわせて、JR亀岡駅北側、サンガスタジアム館内に、ドラマ館がオープンしました。コロナ禍による休館、緊急事態宣言、外出自粛等の影響により、入場者数は伸び悩みました。またドラマ放映後の関係場所の歴史紀行の枠にも亀岡市の紹介はありませんでした。そして本日、2月14日をもって閉館の運びとなりました。最終日は無料開放ということもあり、多くの方々が詰めかけ、発表によると、本日の入場者をもって、10万人を越えたとのことです。たまたま近くを通りかかって、その多さに驚きました。

 やはり、今回の大河は、物語の多くを、光秀の若かりし頃、美濃の国時代の人間関係に重点が置かれ、入洛後、あるいは丹波攻め、亀山城での動向等、地元亀岡が主な舞台となったのは、終盤にさしかかった数話でした。そのこともあり、逆に岐阜県に設置されたドラマ館の入場者はまずまずの人数であったようです。

 ただ、コロナ禍については、ワクチン接種も始まり、徐々に終息の展望も見えてきています。そして、このドラマ放映によって、新たな明智光秀像、イメージも定着してきました。また昨年オープンしたサンガスタジアムも、今後は、ビッグネームの試合も入ってくることでしょう。環境的には、整ってきているかと思われます。あとは、市役所を含む亀岡市関係者のアイデア・観光戦略の創出が重要になってきます。これらの有形無形の資源を活かした施策が望まれます。