亀岡市社会福祉協議会が主催する「亀岡市災害ボランティア講演会」が、ガレリアかめおかにて開催されました。
基調講演では群馬県楱東村社会福祉協議会の髙山弘毅さん、報告として、京都府災害ボランティアセンター初動支援員の宮城光夫さんの講演がありました。
お二人ともに共通した話として、災害には「自分は大丈夫だろう」ということは絶対に無い、いつどこで起こるかわからない、もう一つは、日ごろの地域社会での付き合い、コミュニケーションが大切である、という点でした。特に宮城さんが最後に「地域の自治会に入りましょう!」と強調された点は、自治会に身を置くものとして自治会の位置付け・役割を逆に感じるところとなり示唆深いものでした。
また地域のコミュニケーションの大切さ、その新たな展開として、昨今犯罪の温床と揶揄されるインターネットを使ったSNSの活用というものがある、という提言が興味深く感じたところです。例えば「釣り愛好会」という地域ネットワークがあるとしましょう。日ごろは趣味の交流をしているそのSNSが、いざメンバーの一人が災害に遭ったとなれば、今何が必要か、どんな支援が必要か、といった災害支援のネットワークとして、メンバーそれぞれの立場から機能している事例が全国各所で見受けられる、ということです。支援物資がむやみに届けられるよりも、実際に必要なもの、必要としている地域を的確に把握する、ということが可能になるのです。そのためには、現在進められている5Gへの情報通信の普及や、Wi-Fi環境の公的機関・施設への整備(特に亀岡市は遅れています、隣町の南丹市と比較して)が急がれます。
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